無料のテキスト読み上げ

読みやすさを支える

障害のある学生がテキスト読み上げソフトウェアを使う方法

障害のある学生向けのテキスト読み上げソフトウェアを使えば、文章を目で読むだけでなく、耳で聞いて理解することもできます。まず具体的な読書課題を選び、読み上げられた内容が原文の意味を保っているか確認することが大切です。

使用前に名前や用語を確認する
Text To Speechのランディングページの画像

内容は理解できても、ページを読むのが難しいとき

学生は題材を理解できても、文字を読み解くことに労力を使いすぎて、授業の内容に注意を向ける余裕がなくなることがあります。

学習者によって異なる、聞くことの目的

同じ文章でも、使う目的は異なります。音声をすべての読書活動の代わりにするのではなく、学生の課題に合わせて聞くための支援を選びましょう。

ディスレクシアのある学生

歴史の課題に、なじみのない名前や長い段落が含まれています。学生は印刷された文章を目で追いながら音声を聞き、途中で止めて名前や日付を確認します。

学生は原文を確認しながら、耳からも内容を理解できます。

テキスト読み上げの使い方

弱視の学生

教員が配布したデジタル資料は、読みやすい表示サイズにしても、読み続けると疲れてしまいます。読み上げ音声は、最初に内容を把握する助けになる場合があります。

資料のテキストにアクセスできれば、学生は後で読み直す箇所を見つけられます。

音声用のテキスト読み上げ

注意に関わる障害のある学生

長い文章を短い区切りに分け、区切りごとに一時停止して、簡単なメモや質問を書き留めます。

聞くペースは課題に合わせ、途切れなく流れるBGMのようにはしません。

テキスト読み上げの例

運動障害のある生徒

推敲中に下書きを読み上げ、提出前に抜けている言葉や不自然な文に気づけるようにします。

音声は下書きを見直す手段を増やしますが、生徒に代わって修正するものではありません。

テキスト読み上げの音声

授業での具体的な活用方法を3つ

学習目標に合う方法を選び、どこで一時停止し、聞き直し、文章に戻るかは生徒自身が決められるようにします。

  1. 1

    読む文章を準備する

    資料全体ではなく、指定された段落や短い節を選びます。本文と関係のないページ上の要素を取り除き、コピーした文章を原文と照合し、生徒が該当箇所を再び見つけられるよう見出しを残します。

  2. 2

    原文を見ながら聞く

    語彙や綴りを学ぶこと、根拠となる箇所を探すことが目標なら、文章を見ながら聞きます。知らない用語では一時停止し、読み上げられた言葉を印刷された文章と比べます。発音だけでは、名前や式が正しいとは判断できません。

  3. 3

    生徒の下書きを見直す

    生徒自身が書いた文章を短く区切って再生し、元の文書に修正箇所の印を付けてもらいます。書き落としに気づきやすくなりますが、何を変更するかを決めるのは生徒自身です。

出力例:1つの文章を2つの方法で確認する

「植物は日光を使って栄養を作ります。」という文を考えてみましょう。生徒は書かれた文を目で追いながら聞き、授業の問いに答える言葉を指し示せます。

生徒の読書支援に関するイラスト 書かれた原文
書かれた内容を聞くことに関するイラスト 聞くためのサポート
これらの画像は、教材に取り組む2つの方法を示したものであり、生成された音声を実際に記録・確認したものではありません。図、数式、表については、その構造を音声だけで伝えようとせず、説明を加えてください。

読み上げで得られること、伝わらないこと

書かれた教材
音声によるサポート

主な情報へのアクセス方法

書かれた教材

言葉を紙面や画面上で読みます。

音声によるサポート

単語は順番に聞こえます。

ページ内の位置

書かれた教材

見出し、間隔、周囲の文章が視覚的な文脈を示します。

音声によるサポート

特定の箇所を見つけるには、一時停止するか、元の資料を開いておく必要がある場合があります。

名前と新しい用語

書かれた教材

綴りを直接確認できます。

音声によるサポート

発音を表記と照らし合わせて確認する必要があります。

表と数式

書かれた教材

レイアウトは関係性を伝えるのに役立ちます。

音声によるサポート

そのまま読み上げるだけでは、行、記号、構造を説明できない場合があります。

生徒の作文

書かれた教材

下書きに目を通し、注釈を付けられます。

音声によるサポート

下書きを聞くことで、抜けや不自然な言い回しに気づく場合があります。

指導目的との適合性

書かれた教材

文字を目で見て読み解くことが学習目標の場合は、書かれた教材が必要になることがあります。

音声によるサポート

聞くことが適切な配慮となる場合、コンテンツへのアクセスを支援できます。

合理的配慮とプライバシーに関する注意点

音声を活用する場合も、生徒の支援計画、課題、学校の情報取扱規則に照らして確認する必要があります。

合理的配慮の可否を判断するものではありません

音声ツールは、特定の評価で聞くことが認められるか、また生徒の文書化されたニーズを満たすかを判断できません。

対処方法

いつ、どのように文章の読み上げを利用すべきか、担当の教員または支援チームに確認してください。

プライバシーを保証するものではありません

生徒の氏名、障害に関する情報、未公開の作品、または保護対象の学校記録を外部サービスに入力すると、プライバシー上の懸念が生じる場合があります。

対処方法

まず個人を特定できないサンプルを使い、生徒の資料を共有する前に学校の方針に従ってください。

アクセスしにくい元ファイルの問題を解決するものではありません

スキャンしたページ、テキストの欠落、図、構造が不適切な表からは、役に立つ読み上げ音声を得られない場合があります。

対処方法

アクセシブルな元資料、または教員が用意した説明を依頼し、聞く前にテキストを確認してください。

指導の代わりにはなりません

聞くことはコンテンツへのアクセスを助けますが、読解の方略を教えたり、読むこと自体が目標の場合にその練習に代わったりするものではありません。

対処方法

音声を、話し合い、元のテキストの確認、生徒個人の学習目標と組み合わせてください。

確認済みの短い文章から始める

内容を聞いてから、元の資料に戻る

共有しても差し支えない短い文章を試してください。聞こえた内容を原文と比較し、なじみのない用語を確認したうえで、この課題に聞くことが役立つかを生徒と一緒に判断してください。

文章を聞く
  • 個人を特定できないテキストから始める
  • 元の文章も参照できるようにしておく
  • 生徒の合理的配慮計画に従う

生徒の聞くことによる学習支援に関する質問

文字を視覚的に読んだり、文字を読み解いたりすることが難しい生徒には、指定された文章を耳で聞くことが役立つ場合があります。必要な支援は生徒や課題によって異なるため、どの生徒にも同じ方法が適していると決めつけず、教師や支援チームがその生徒の目標と必要な配慮を検討することが大切です。

試験の規則と、生徒について文書化された配慮の内容によります。試験前に何が認められているか確認してください。普段の授業で使っている支援が、すべての試験でも認められるとは限りません。

スキャン画像には選択できるテキストが含まれていない場合があります。また、図や表にある視覚的な関係を、順番に読み上げるだけで正確に説明することはできません。アクセシブルな版や視覚資料の説明を入手し、抽出したテキストは元の資料と照らし合わせて確認してください。

個人を特定できる情報や保護対象の資料を入力する前に、学校の方針とサービスのデータ取り扱いを確認してください。確認が済むまでは、個人が特定されない短い練習用の文章で、聞いて学ぶ手順を試す方が安全です。

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